新着情報information

中古車の買い取り相場ってどのくらい?調べ方や査定金額を上げる方法を解説

2024.8.28  新着情報  ,

中古車の買取価格は、車種やグレードはもちろん、走行距離や修復歴の有無などさまざまな要因によって大きく変動します。買取相場をあらかじめ調べておけば、適正価格での売却交渉ができます。この記事では、中古車の買取相場の調べ方と査定金額を上げるコツについて解説します。ぜひ参考にしてください。

中古車買取相場を調べる方法

中古車の買取相場を調べるには、主に4つの方法があります。順に解説します。

1.中古車情報サイトで相場を調べる

中古車情報サイトには、オークション相場や買取実績データなどの中古車価格の情報が多数掲載されています。サイトによっては車種や年式、走行距離を入力すると参考買取価格が表示されるので、自分の車に近い条件で検索すると査定相場が分かります。

2.メーカーの下取り価格シミュレーションを利用する

新車を購入する際に下取りを検討している方は、メーカー公式サイトの下取り価格シミュレーションが参考になります。ディーラーでの下取り価格はある程度査定されるため、買取よりは安めの価格になる傾向があります。

ただし、メーカーサイトの下取りシミュレーションは簡易的なものが多く、走行距離の影響が反映されていないなど、必ずしも実際の査定額と一致するわけではありません。あくまで目安としての参考程度に留めるべきでしょう。

3.一括査定サービスで相場を確認する

一括査定サービスを利用すれば、複数の業者から査定額の見積もりが届きます。査定は無料なので、実際に売却するつもりがなくても査定額を確認するだけなら問題ありません。一括査定サイトの掲載データから、大まかな買取相場を知ることができます。

一括査定の利用時には、入力する車の情報を正確に記入する必要があります。年式や走行距離を適当に記入すると、実際の査定時に大幅な差が出る可能性があり注意が必要です。一括査定サイトでの相場確認は概算程度に留めるのがベストでしょう。

中古車の買取相場に影響する要因

中古車の査定額は車それぞれの状態で異なるため、完全に一般化することはできません。ただし、査定の際に重視される代表的な6つの要因があります。

1.車種・グレード

車種やグレードは買取価格に大きな影響を与えます。一般的に、人気の高い車種やグレードは買取価格も高くなる傾向にあります。一方で、販売実績の少ない珍しいグレードは相場が分かりにくく、価格設定が難しくなることがあります。また、国産車と比較して輸入車は査定額が低めになりやすいのも特徴的です。

リセールバリューの高い車種は幅広く存在します。コンパクトカーではトヨタのプリウスやアクア、ホンダのフィット、日産のノートなどが挙げられます。軽自動車も人気が高く、スズキのワゴンRやホンダのN-BOXなどは高いリセールバリューを誇ります。さらに、ミニバン市場でもトヨタのアルファードやヴェルファイア、ニッサンのセレナなどが高値で取引される傾向にあります。

2.年式

新しい車ほど高く買い取られます。中古車の価値は一般に新車の30%が目安で、以降は年数が経つにつれて価値が下がっていきます。特に3年目と5年目で大きく価値が下がると言われています。

具体的には、1年落ちで新車価格の7割程度、3年落ちで5割程度が買取相場の目安です。さらに年数が経過すると、修理代や消耗品代の影響で価値は急激に下がっていきます。

3.走行距離

走行距離が少ないほど高く査定されます。一般的な目安は年間1万km程度で、10万kmを超えると過走行車となり査定額は大幅に下がります。

走行距離が10万km以上の過走行車は、エンジンや足廻りの消耗が激しいためメンテナンス費用の増大が避けられません。そのため買取業者は大幅な減額査定をするのが一般的です。極端な高走行は中古車としての価値自体が下がりがちになるのです。

4.修復歴の有無

修復歴は買取価格に大きく影響します。特に骨格修理を要する事故歴がある車は、査定額が著しく低くなります。これは、車体の根幹部分へのダメージが将来的な故障リスクを高めるためです。

修復歴は簡単な傷と異なり、査定業者からマイナス評価を受けやすくなります。車の売却を考えている場合、修復歴の有無は重要な要素です。現在の愛車に修復歴がある場合、売却時の査定額が予想以上に低くなる可能性を考慮しておきましょう。

5.内外装の状態

内外装のキズや汚れが目立つと、車の状態が悪いと判断され、マイナス査定となります。きれいな車ほど高く買い取られる傾向にあります。

内外装の状態を見るだけでその車の手入れ状況がある程度分かるため、この項目は査定額に大きく影響します。汚れが酷いと事故車や粗悪な修理を疑われるリスクもあり注意が必要です。

6.オプション・付属品

人気の装備オプションがついていれば買取価格は上がります。一方、過剰なカスタマイズはマイナス評価の可能性があります。付属の取扱説明書や納車時の書類が揃っているか否かも査定のポイントになります。

サンルーフや純正ナビなど人気の高い装備オプションがついているなら、加点項目として高く評価される可能性があります。しかし、ユーザー側で付けたカスタムパーツは査定業者によっては外す必要があり、手間がかかるためマイナス要因となることもありえます。

車種別の中古車買取相場

ここでは、代表的な3つの車種の買取相場の特徴と注意点を解説します。

軽自動車

最新の軽自動車は人気が高く、特に高年式・低走行の場合は高額で買い取られる可能性があります。主要メーカーの人気車種なら比較的高値が付く傾向にあります。軽自動車であっても低走行・高年式の人気車種なら高額査定が望めるのが最大の特徴です。

一方、古い年式(低年式)で走行距離が多い軽自動車は査定額がかなり低くなります。軽自動車の買取相場は車種や状態によって大きく変動するため、個別の条件を考慮することが重要です。

普通乗用車

普通乗用車も中古車市場でのニーズは高く、状態が良ければ高値で買い取ってもらえます。例えば、ランクル(トヨタ・ランドクルーザー)などはリセールバリューの高い車種であると言えます。一般的に、人気車種ほど中古車市場での需要が高く、良質な車体なら高値での買取が期待できるでしょう。

外国車・輸入車

外国車は国産車に比べて中古車の需要が低いため、基本的に査定額は安くなります。輸入車専門店で査定すれば、適正価格が付きやすいでしょう。ポルシェなどスポーツ車は例外で、状態が良ければ高値が期待できます。

中古の外国車需要の低さに加え、輸入車ならではの課題があります。部品代や修理費が高額になりがち、車検が通りづらいなどの弱点があるためです。人気の高いスポーツカーなど一部を除いては、国産車ほど高値は望めません。

査定金額を上げる方法

査定前の準備から、実際の買取交渉まで、さまざまな方法で査定金額を引き上げられる可能性があります。

車の状態を良くしておく

車内外の洗浄や消臭、軽いキズの補修など、できる範囲で車の状態を良くしておくと査定時に高評価を受けやすくなります。一方、過剰な修理は必要ありません。キズなども修理した分の価格は上乗せされないためです。

掃除をしっかりしたり、消臭剤を吹きかけるなどの軽い手入れをすれば、査定官に「愛車を大切に乗ってきた」と良い印象を与えられます。内外装が汚れていると修理代が高くなるリスクがあり、買取価格に直結するためです。一方で高額な修理は査定額にはそれほど影響せず、無駄になりがちです。

適切な時期に売却する

中古車の買取相場は季節によって変動する傾向があります。一般的に、冬場の1〜3月は需要が高まり、買取価格が上がりやすくなります。これは年度末に向けて中古車在庫を確保したい業者が増えるためです。

また、夏のボーナス支給後の7〜8月も新車購入が増え、それに伴い中古車需要も高まります。ただし、これらの時期による価格変動は一時的なものです。

まとめ

中古車の買取価格は車の状態によって大きく変わるため、できるだけ事前に相場を調べておくことが重要です。査定に出す前に、サイトやシミュレーターなどですべての情報を駆使し、徹底的に愛車の市場価値を把握しておくことをおすすめします。査定では交渉の余地も十分あるため、しっかりと事前に価格の根拠を作っておけば最大限高い金額で売却できる可能性が高まります。

まずは、シシドモータースにご相談ください。経験豊富なスタッフが車の状態を確認し、適正な査定額をご案内します。中古車の買い取りはプロに任せて、確実に高額売却を実現しましょう。