中古車を購入する際には、事前の準備や販売店での確認がとても重要です。
新車と異なり、中古車は一台ごとに状態が異なるため、より慎重に選ぶ必要があります。

例えば、購入後に「思っていたより外装の傷が多かった」「修復歴があると知らなかった」といった後悔が生じることも少なくありません。疑問点や不明点を事前に聞くことや、しっかりとポイントを押さえて中古車を選ぶことで、購入後のトラブルの防止につながります。

この記事では、中古車を購入する際、事前に決めておきたいことや販売店で聞くことを詳しく解説します。
初めて中古車を購入する方はもちろん、過去に購入経験がある方にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

中古車を買う前に決めておきたいこと

中古車購入を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。
特に、自分のライフスタイルや用途に合った車を選ぶためには、購入前に求める条件を整理しておくことが重要です。

ここでは、購入前に考えておきたい項目について、具体的に解説します。

1.自動車の利用目的

最初に明確にしておきたいのは、「自動車をどのような目的で使うのか」という点です。

通勤や通学、週末のレジャー、家族の送り迎えなど、利用目的は人それぞれ異なります。そして、目的に応じて、適切な車種や装備が変わってきます。

例えば、通勤用であれば燃費の良いコンパクトカーや軽自動車が人気です。特に街中で乗る機会が多い場合は、小回りの利く車が適しています。

一方、週末に家族で遠出をする機会が多い場合は、ミニバンやSUVなどの広い車内スペースを持つ車が便利です。
中でも趣味でアウトドアを楽しむ場合は、荷物をたくさん積めるラゲッジスペースの広い車や四輪駆動の車が適しています。

利用目的を事前に明確にしておくと、購入後に「思ったより使いづらいな」と感じるリスクを減らせます。
できるだけ具体的に利用シーンをイメージしながら、目的を考えましょう。

2.乗車する人数やどんな人が乗るのか

車に乗る予定の人数やどんな人が主に乗るのかも考えておくべきポイントです。

普段ひとりで乗ることが多いのか、家族全員で使うのかを明確にしましょう。
1,2名での利用が主な場合、軽自動車や小型の車でも十分なのですが、家族や友人と出かけることが多い場合は、3列シートの車や後部座席が広い車が適しています。

また、乗車する人数だけでなく、「誰を乗せるのか」というのも重要です。
子供がいる家庭では、チャイルドシートを装着した際のスペースも考える必要があるでしょう。
さらに、ペットを同乗させる機会が多い場合は、ペット用のスペースの確保や車内の清掃のしやすさもポイントとなります。

こうした点も考慮することで、購入後の快適な使用が可能です。

3.希望の車種・メーカー・カラー

具体的な希望車種やメーカー、希望のカラーも考えておきましょう。
こうした車体に関する条件を事前に決めておくと、購入時の選択肢が絞り込みやすくなります。

特定のメーカーや車種の希望がない場合も、下記のように広めの条件を考えておくのがおすすめです。

• 国産車か、輸入車か
• 色鮮やかな車が良いのか、オーソドックスなカラー（黒・白・シルバーなど）が良いのか
• 軽自動車か、普通車か
• 内装や外装重視なのか、燃費やコスパ重視なのか

カラーを選ぶ場合は、汚れの目立ちにくさやリセールバリューを考慮して選ぶのもひとつです。

特定の車種にこだわりがある場合、年式やモデルチェンジのタイミングも確認しておくと良いでしょう。中古車市場では同じ車種でも年式やグレードによって装備や性能が異なるため、事前に幅広い情報収集をすることで、理想の車を手に入れられる確率が上がります。

4.駐車場の確保と車体サイズ

購入予定の車が、頻繁に利用する駐車スペースに収まるかどうかも、事前に確認しておきたいポイントです。

特に都市部では駐車スペースが狭い場合が多いため、購入予定の車の全長・全幅・全高を把握しておきましょう。
自宅や普段駐車しておく月極駐車場はもちろん、よく利用するスーパーやコインパーキングがある場合も考える必要があります。

機械式駐車場や立体駐車場では、車高制限や車幅制限が設けられている場合があります。これを確認せずに車を購入すると、駐車できないこともおきかねません。

5.譲れない条件と妥協できる条件

最後に、自分にとって譲れない条件と妥協できる項目をリストアップしておきましょう。
この条件が明確であればあるほど、購入時に決断しやすくなります。

例えば、「走行距離は10万キロ以内」「禁煙車であること」「車検が残っていること」など、求める条件は人それぞれです。
燃費性能や運転のしやすさ、車内の快適さなどが重要なポイントとなるため、いくつか条件を選んでおくと良いでしょう。

中古車購入は「すべてが完璧な車」を求めるのではなく、自分の条件に合った車を探すことが大切です。そのため、優先順位を付けて妥協できるポイントとそうでないポイントを明確にしておくと、満足度の高い選択ができます。

中古車を買う時に販売店に聞きたいこと

自分が求める中古車を購入するためには、販売店で気になる点を聞くことが重要です。
自動車のプロといえる販売店のスタッフに直接質問することで、車両の状態や購入後のサポート内容を具体的に把握できます。

ここでは、購入時に必ず聞いておきたい重要なポイントを4つ解説します。

修復歴や事故歴の有無

中古車の中には、過去に修復歴や事故歴がある車も存在します。

修復歴がある車の場合、フレームや骨格部分にダメージがあった可能性があります。
販売店が「修復歴あり」と説明している場合は、どの程度の修理が行われたのかを具体的に聞くと安心です。

また、事故歴がある場合は、それが走行性能や安全性に影響を及ぼしていないかチェックするのが良いでしょう。

こうした履歴は、車両の価値や安全性に直結します。
信頼できる販売店なら、履歴や整備内容を詳しく説明してくれます。
不安があれば、遠慮なく質問してみましょう。

シシドモータースは、「修復歴・事故歴なし」の中古車のみを取り扱っているので、ご安心ください！

細かな傷や車両内部の状況

車の見た目や内装の状態は、購入後の満足度に大きく影響します。
中古車は新品ではないため、多少の傷や汚れは避けられませんが、それがどのくらいの状態なのかを事前に把握しておくことは大切です。

特に外装に目立つ傷や塗装の劣化がないか、内装のシート汚れや破れ、タバコやペットの臭いが残っていないかを目視で確認しましょう。
気になる箇所があれば、販売店のスタッフに詳細を聞くこともおすすめです。

また、傷や汚れがあった場合、それを修理することは可能か、修理費用がどの程度かかるのかも確認しておくと、購入後のトラブルを防げます。

アフターサポート・保証の内容

中古車購入後の安心感を得るためには、アフターサポートや保証内容の確認が欠かせません。
サポートや保証の内容は、販売店ごとに異なるため、具体的な内容をしっかり確認することが重要です。

また、保証期間がどのくらいあるのかや、故障時の修理費用がどのようにカバーされるのかも聞いておきましょう。

さらに、無料点検やオイル交換のサービスが含まれているかどうかも聞いておくと、購入後の維持費を考える上で参考になります。
アフターサポートが充実している販売店を選ぶことで、長く安心して車を使えるでしょう。

日常的なメンテナンスの方法

中古車は新車と比べ、定期的なメンテナンスがより重要です。
日常的にどのようなメンテナンスを行うべきか、販売店にアドバイスを求めると良いでしょう。

特に、エンジンオイルの交換頻度やタイヤの空気圧チェック、バッテリーの状態確認など、具体的なメンテナンス内容を聞いておくと役立ちます。
また、車種ごとに特有のメンテナンスポイントがある場合は、それについても聞くようにしましょう。

さらに、定期点検を依頼できる近隣の整備工場や、販売店の整備サービスについても確認しておくと、購入後に困ったときに相談しやすくなります。

まとめ

中古車販売店のスタッフは、中古車のプロフェッショナルです。
中古車について分からないことがあれば、ぜひ販売店のスタッフに聞いてみましょう。

シシドモータースでは、中古車選びが初めてで不安という方にも安心していただけるように、丁寧な対応・ご案内をおこなっております。
中古車選びだけでなく、保証やアフターサポートなどについても詳しく説明させていただきますので、お気軽にご相談ください。