中古車市場には多くの選択肢があり、どの車が最もコストパフォーマンスに優れているかを判断するのは難しいことです。この記事では、軽自動車、SUV、ミニバン、セダン、スポーツカー、4WD、ファミリーカー、外車の各カテゴリーでコスパ最強の中古車を紹介し、さらにコスパが悪い車や不人気だけどコスパがいい中古車についても解説します。
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コスパ最強の中古車の条件とは?

コスパ最強の中古車とは、購入価格が手頃でありながら、条件が良い車のことを指します。具体的には以下のような条件が挙げられます。
- 維持費が低い
(自動車税、自動車重量税、自賠責保険、任意保険) - 燃費が良い
- 耐久性が高い
- リセールバリューが高い
(売却する際の価値、資産価値)
この中で「リセールバリューが高い車」だけは、ほかの条件と相容れないので注意が必要です。例えば、乗り潰すつもりの車なら不人気でも価格が安い方が良いといえますが、数年で売却するならば価格が落ちにくい人気車・人気カラー・高いグレードの方がコスパが良くなります。目的に応じて条件を選択しましょう。
また、中古車が安くなる時期を知っておくことで賢く車選びができます。
→中古車が安い時期はある?価格が下がりやすい時期や注意点も解説
コスパ最強の中古車の種類は?
ここでは、車のボディタイプごとに、コスパ最強のおすすめの中古車をご紹介します。価格が安めで燃費の良い車を挙げてみました。(主にガソリン車で比較)
軽自動車
軽自動車は、日本の道路事情に適したコンパクトな車で、燃費が良く、維持費も低いのが特徴です。中古車市場でコスパが良いとされるのは、ダイハツ ムーヴやスズキ アルトです。これらの車は燃費が良く、故障が少ないため、長期間にわたってコストを抑えることができます。
ハッチバック(コンパクトカー)
ハッチバックは居室と荷室に仕切りがなく、燃費が良いのが特徴です。中古車市場でコスパが良いとされるのは、マツダ MAZDA2、スズキスイフトです。軽自動車に次いで税金・燃料などの維持費が安いので、乗用車の中ではコスパ最強といえるでしょう。
SUV
SUVは、広い車内空間と高い走行性能が魅力です。中古車市場でコスパが良いとされるのは、トヨタ ハリアーやマツダ CX-60です。これらの車は、耐久性が高く、リセールバリューも高いため、長期間にわたってコストを抑えることができます。
ミニバン
ミニバンは、家族での利用に最適な車です。中古車市場でコスパが良いとされるのは、トヨタ ヴォクシーやホンダ ステップワゴンです。これらの車は、広い車内空間と高い燃費性能が特徴で、家族での長距離移動にも適しています。
セダン
セダンは、快適な乗り心地と高い走行性能が魅力です。中古車市場でコスパが良いとされるのは、トヨタ カムリや日産 フーガです。これらの車は、燃費が良く、故障が少ないため、長期間にわたってコストを抑えることができます。
ステーションワゴン
セダンを元にしたステーションワゴンは拾いトランクルームが魅力で、走行性能と積載性のバランスが良いです。中古車市場でコスパが良いとされるのは、トヨタ カローラフィールダーや、ホンダ シャトルです。これらの車は重心が低いので走行に安定感があり、キビキビと走ってくれます。
ワンボックス
ワンボックスは、人もしくは荷物がたくさん乗せられるので、商用車として人気です。個人向けの中古車市場ではミニバンと同類に扱われます。コスパが良いとされるのは、トヨタ ハイエースワゴン、日産NV350キャラバンワゴンです。ボンネットがなく視界が高いので、長距離運転に適した車といえます。
オープンカー(ロードスター)
オープンカーはルーフ(幌)の開閉が可能で非日常を楽しめる車です。中古車市場でコスパが良いとされるのは、ホンダ S660、ダイハツ コペンです。ただし対人賠償・人身傷害・車両保険の料率が高く、維持費が高いといえます。
クーペ
クーペは2~4人と乗車人数が少ない反面、スポーティーな外観が魅力です。中古車市場でコスパが良いとされるのは、トヨタ 86、ホンダ インテグラです。ただし燃費は悪く、一番燃費の良い軽自動車(ガソリン車)と比べて半分程度となります。
コスパが悪い中古車とは?
コスパが悪い車とは、簡単にいえば「コスパが良い車」の反対です。購入価格が安かったとしても、状態が悪くメンテナンス費用が掛かり、燃費も悪ければ、結果的には損ですよね。
高級車やスポーツカーの一部は、購入価格が高いだけでなく、保険料や修理費用も高額になることが多いため、コスパが悪いとされます。また、リセールバリューが低い車は、乗り潰すには良いですが販売価値は見込めないのでコスパが悪い車といえます。
不人気だけどコスパがいい中古車

車の価格はモデルや装備だけでなく、需要と供給、季節、地域、経済状況によっても変わります。人気が低ければ価格は落ち、結果的に「性能は良いのに安い車」というものが誕生します。
条件
「不人気だけどコスパが良い中古車」といえる条件は、以下の5つです。
- 流通量が多い車種
流通量が多い車種は、中古車市場に多く出回っているため、価格が安定しており、手頃な価格で購入できることが多いです。 - 燃費が良い車種
燃費が良い車種は、維持費が安く済むため、長期的に見てコスパが良いです。 - 新車価格が高くない車種
新車価格が高くない車種は、中古車市場でも価格が手頃であることが多いです。 - メンテナンスが容易な車種
部品が手に入りやすく、修理が簡単な車種は、維持費が安く済むため、コスパが良いです。 - リセールバリューが高い車種
将来的に売却する際の価値が高い車種は、購入時のコストを回収しやすく、コスパが良いです。
車種(軽自動車)
コスパが良い中古車を探しているなら、一度は軽自動車を検討するべきでしょう。車体価格が低いだけでなく、燃費が良く、税金や保険料が安いため、維持費が非常に低いです。特に都市部での通勤や買い物に適しています。
不人気だけどコスパが良い軽自動車の車種
- スズキ アルト
- ダイハツ キャスト アクティバ
- 日産 デイズルークス
- ホンダ バモス
シシドモータースは、軽自動車専門の車販売店です。新車も中古車もお探しいただけます。人気・不人気についてもお問い合わせください。
中古車でコスパが良いのは何年落ち?
一般的には、3〜5年落ちの中古車が最もコスパが良いとされています。なぜなら、モデルチェンジを迎えて「型落ち」となり、販売価格が落ちるからです。型落ちといえども、技術や安全装備はまだまだ信頼できます。また、メーカーの保証期間が残っている場合があり、購入後のトラブルが少ないです。
5〜7年落ちの場合は価格がさらに安くなり、初期費用を抑えることができます。部品の入手も比較的容易でメンテナンスの問題がありません。
7〜10年落ちの車はメンテナンス費用が高くコスパが悪いので、初期費用だけを重視する場合に購入を検討しましょう。
中古車を乗り潰すとコスパは良い? 悪い?

中古車を乗り潰すのと買い替えるのでは、どちらのコスパがいいのでしょうか。長く議論されてきた話題ですが、実は現代になっても結論は出ていません。そのためコスパよりも、「新しい車に乗りたいなら買い替える」「愛着があり、売れない車は乗り潰す」という選択肢で決断しましょう。
乗り潰すのがおすすめの車
車を乗り潰すのがおすすめの車とは、簡単にいえば「売れない車」です。市場価値がつかないと買い替えの頭金にならないので、そのまま乗り潰してしまう方が無難でしょう。
- 外装、内装に傷がある
- 事故歴、修理歴、水没歴がある
- 走行距離10万キロ以上
- 年式10年以上
- カスタムや改造が多い
- 車検が切れている
- 市場の人気がない
- ローンが残っている
これらの条件に当てはまらず、燃費や安全性を重視するなら、買い替えるのがおすすめといえます。
乗り潰す気で買うなら
乗り潰すつもりで車を購入するときには「内部の状態が良い車」を選びましょう。具体的には以下のような条件です。
おすすめの条件
- 走行距離10万キロ以上
- 事故歴がない
- 年式13年以上(ガソリン車)
- 年式11年以上(ディーゼル車)
走行距離が多くても丁寧に乗っているなら車の状態は良いです。ただし、あくまでも事故歴がないことが重要で、事故歴があるとメンテナンス費用が高くつくと予想されます。
「環境負荷の大きい自動車に対する重課」として、ガソリン車では新車登録から13年、ディーゼル車では11年で自動車税が上がります(ハイブリッド車は対象外)。そのため売却する人が多く、安く入手できる可能性があるのです。
まとめ

コスパが良い中古車を探すなら、まずは「この車が欲しい」という先入観を取り除いてから市場を見るのがおすすめです。意外な車が安く売られていたり、高くてもリセールバリューの良い車が見つかるかもしれません。総合的に判断して、自分のライフスタイルや予算に合った選択をしましょう。
シシドモータースでは、事故歴がある車はそもそも扱いません。安心してコスパが良い車を探すことができるので、ぜひ一度足をお運びください。