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中古車は走行距離5万キロでもよい?リスクや選び方などを解説

2025.4.2  新着情報  , ,

中古車選びで気になるのが「走行距離」ではないでしょうか。特に5万キロを超える車両は、価格が手頃でも故障やトラブルが心配です。実は、適切なメンテナンスがされた車なら5万キロ超でも十分に乗ることが可能です。

この記事では、5万キロ以上の中古車を選ぶポイントから、おすすめの車種、購入後の注意点まで詳しく解説します。

▼目次

中古車は走行距離5万キロ以上でも乗れる?

中古車の相場

走行距離と年式

走行距離5万キロの中古車を購入するメリット

安価で購入できる

早めに納車される

走行距離5万キロ以上の中古車に乗る4つのリスク

故障やトラブルが起きやすい</h3>

高価で売却処分できない

保証が適用されにくい

中古車で走行距離5万キロ以上を購入する時の選び方

車種やメーカーで選ぶ

性能で選ぶ

価格で選ぶ

年式で選ぶ

整備や修理歴で選ぶ

保証やサポート内容で選ぶ

走行距離5万キロ以上の中古車におすすめの5つの車種

日産 ノート

トヨタ カローラ

トヨタ アクア

日産 セレナ

ホンダ フィット

走行距離5万キロ以上の中古車購入後のメンテナンス

エンジンオイルの交換

タイミングベルトの交換

緩衝材の交換

中古車購入に走行距離5万キロの車を選ぶ注意点

必ず試乗してから購入する

整備歴や修理歴を確認する

まとめ

中古車は走行距離5万キロ以上でも乗れる?

走行距離が5万キロを超えた中古車でも、十分乗ることが可能です。

昔は「走行距離10万キロが寿命」と言われていましたが、最近の車は性能が向上し、適切なメンテナンスがされていれば15万キロ以上走っても問題なく走る車も多いです。実際、海外では20万キロ以上走る日本車も珍しくありません。

大切なのは走行距離よりも、これまでの整備状態。定期点検がしっかり行われ、消耗品の交換が適切な時期になされている車なら、5万キロ超でも安心して乗れるでしょう。

中古車の相場

走行距離5万キロの中古車は、一般的に新車価格の60〜70%程度で購入できます。

例えば新車価格300万円の車なら180〜210万円が相場です。ただし、人気車種や年式が新しい車は相場より高めに、逆に年式が古い車は安めに設定されることも。車種や装備によって価格は大きく変動するため、複数の販売店で相場を確認するのがおすすめです。

なお、5万キロを超えると急激に価格が下がる傾向にあり、7万キロ台になると新車価格の50%程度まで下がることも珍しくありません。

走行距離と年式

一般的に車は1年で1万キロ程度走るのが平均的です。

例えば3年落ちで5万キロの場合、平均より多めの走行距離となり、長距離運転が多かった可能性があります。逆に7年落ちで5万キロなら、休日使用がメインだったかもしれません。

ただし、あまり使用頻度が少ない車は、かえってエンジンやブレーキの調子が悪くなることも。年式と走行距離のバランスを見て、極端に使用頻度が多すぎたり少なすぎたりする車は避けるのがおすすめです。

10万キロを超えた中古車でも大丈夫なのか気になる方は、以下の記事をご覧ください。

10万キロを超えた中古車を買っても大丈夫?購入時のポイントを解説

走行距離5万キロの中古車を購入するメリット

5万キロを超える中古車は価格が安いため、敬遠されがちです。しかし、運がよければ新車から半額程度で購入でき、整備がしっかりされていれば故障の心配も少なく、すぐに乗り出せるメリットがあります。

ここでは、5万キロを超える中古車購入の3つのメリットについて詳しく解説します。

安価で購入できる

5万キロを超えた中古車は、新車価格から30~50%ほど価格が下がるため、予算を抑えた車選びが可能です。

車種やグレードによって価格設定は異なりますが、例えば新車価格250万円の車なら、100万円台後半で購入できることも。走行距離への不安から、5万キロ超の車を敬遠する人は多いため、程度の良い車でも比較的安価で見つかります。また、値引き交渉もしやすく、さらにお得に購入できるチャンスも。

ただし、安さに目を奪われて整備不良車を選んでしまうと、購入後の修理費用がかさむリスクもあるため、価格と状態のバランスを見極めることが重要です。

早めに納車される

新車は工場での生産や登録手続きに時間がかかり、人気車種だと納期が半年以上になることもあります。

一方、中古車は既に登録済みの在庫車両を購入するため、販売店での整備や点検が完了次第、すぐに納車が可能です。特に5万キロ超の中古車は在庫が豊富で、好みの色や装備の車を探しやすいのも魅力。車検が残っている車両なら、手続きもスムーズです。

ただし、整備付きの場合は点検や部品交換に数日かかることもあるため、納車時期は事前に確認しましょう。

走行距離5万キロ以上の中古車に乗る3つのリスク

走行距離5万キロを超える中古車は、価格が安いからと言って安易に選ぶのは危険です。エンジンやミッションなど主要部品の劣化が進んでいる可能性があり、思わぬトラブルに見舞われることも。

ここでは、5万キロ超の中古車を選ぶ前に知っておきたい4つのリスクについて、具体的に解説していきます。

故障やトラブルが起きやすい

走行距離が5万キロを超えると、エンジンやミッション、ブレーキなどの重要部品に負担が蓄積し、故障のリスクが高まります。特にタイミングベルト(最近の車種ではほとんどありません)は10万キロでの交換が推奨され、交換時期が近づくと10万円以上の費用がかかることも。

また、エアコンの故障や電装系のトラブルも増えやすく、修理費用は数万円から数十万円になることも少なくありません。定期点検や消耗品の交換をこまめにしないと、突然の故障で予想外の出費を強いられる可能性があります。購入前には必ず整備記録を確認し、今後必要になるメンテナンス費用も考慮しましょう。

高価で売却処分できない

走行距離が5万キロを超えた車は、売却時の査定額が大幅に下がります。

一般的に中古車市場では、走行距離が増えるほど買取価格は低くなり、特に5万キロを超えると新車価格の40~60%程度まで下落することも。例えば新車価格300万円の車でも、5万キロ超で売却すると100~180万円程度の査定額になるケースが多いです。

また、年式が古くなるほど価値は下がり続けるため、数年後の売却時にはさらに価格が下がってしまいます。購入時には、将来の売却価格をあまり期待せず、乗り潰す覚悟で選ぶことをおすすめします。

保証が適用されにくい

走行距離5万キロを超える中古車は、メーカー保証が既に切れていることが多く、販売店の保証も限定的になりがちです。一般的に中古車の保証は走行距離や年式に制限があり、5万キロ超の場合はエンジンやミッションなど重要部品のみが対象となることがほとんど。保証期間も短く、3ヶ月や6ヶ月といった短期間の保証しか付かないケースもあります。

また、保証が付いていても免責事項が多く、故障時の修理費用が全額自己負担になることも。購入前に保証内容を詳しく確認し、必要に応じて延長保証への加入も検討しましょう。

中古車で走行距離5万キロ以上を購入する時の選び方

5万キロ超の中古車を選ぶ際は、価格の安さだけで判断するのは危険です。車種やメーカーの信頼性、これまでの整備状態、保証内容など、様々な角度からチェックすることが重要です。

ここでは走行距離5万キロ以上の中古車を賢く選ぶためのポイントを、具体的な判断基準とともに解説していきます。

車種やメーカーで選ぶ

走行距離が5万キロを超える中古車選びでは、メーカーや車種による信頼性の違いが重要なポイントとなります。

一般的に国産車は耐久性が高く、特にトヨタやホンダの主力モデルは5万キロ超でも安心して乗れる車が多いです。輸入車は部品代が高額になりがちなため、故障時の修理費用を考慮する必要があります。また、同じメーカーでもコンパクトカーは消耗が少なく、ミニバンは荷物の積載による負担が大きいなど、車種による違いも。人気モデルほど整備情報も豊富で、交換部品も入手しやすいため、メジャーな車種を選ぶのがおすすめです。

性能で選ぶ

走行距離5万キロ超の中古車は、エンジンやミッションの状態をしっかりチェックすることが大切です。

試乗時にエンジン音の異常や振動、加速の滑らかさ、ブレーキの効き具合などを確認しましょう。特にアイドリング時の音や振動、坂道での走行性能、高速道路での安定性は重要なチェックポイントです。また、エアコンの冷えや電装品の動作確認も忘れずに。走行テスト中に違和感を覚えた場合は、別の車を検討するとよいでしょう。状態の良い車は、5万キロを超えていても新車に近い走行性能を維持しているはずです。

価格で選ぶ

5万キロ超の中古車は、同じ車種でも整備状態や装備によって価格が大きく異なります。相場より著しく安い車は、修復歴や重大な故障歴がある可能性も。一方、必要以上に高額な車両は、オプション装備や状態の良さを考慮しても割高かもしれません。複数の販売店で同条件の車両価格を比較し、適正価格を見極めることが重要です。

また、購入後のメンテナンス費用も考慮に入れ、総額での予算計画を立てましょう。特に消耗品の交換時期が近い車両は、その分の費用を見込んで価格交渉をすることをおすすめします。

10万円の中古車についてどんな車か気になる方は、以下の記事をご覧ください。

10万円の中古車ってどんな車?特徴や注意点を解説します

年式で選ぶ

車の年式と走行距離のバランスは、中古車の状態を判断する重要な目安となります。一般的に年間1万キロの走行が平均的で、例えば3年落ちの車が5万キロというのは走行距離が多めです。長距離運転が中心だった可能性が高く、エンジンやブレーキへの負担も大きいかもしれません。逆に7年落ちで5万キロなら、休日使用がメインだったと予想できます。

ただし、あまり使用頻度が少ないと、逆に機械の劣化が進んでいる可能性も。年式と走行距離のバランスが取れた車を選び、極端な使われ方をしている車は避けるのがおすすめです。

整備や修理歴で選ぶ

整備記録は中古車の状態を知る上で最も重要な情報です。

定期点検が確実に実施され、オイル交換などの基本的なメンテナンスが適切な時期に行われているかをチェックしましょう。特に走行距離が5万キロを超える車は、タイミングベルトやブレーキパッドなど重要部品の交換時期が近づいています。これらの交換履歴や今後の交換予定を確認し、必要な費用も考慮に入れましょう。

また、修理歴がある場合は、その内容と修理後の走行距離、修理を実施した工場の信頼性なども重要なチェックポイントとなります。

保証やサポート内容で選ぶ

走行距離5万キロ超の中古車を選ぶ際は、販売店の保証内容とアフターサポートの充実度も重要です。

一般的に走行距離が増えるほど保証期間や対象部品は限定的になりますが、有料でも長期保証に加入できる店舗なら安心です。また、整備工場を併設している販売店なら、購入後のメンテナンスもスムーズです。故障時の代車提供やロードサービスの有無、定期点検のパック料金など、付帯サービスの内容も比較検討しましょう。販売店の実績や評判も重要な判断材料となります。

走行距離5万キロ以上の中古車におすすめの5つの車種

中古車選びで悩むのが具体的な車種選びではないでしょうか。実は5万キロ超の中古車でも、メーカーや車種によって状態の良い車が見つかりやすいものがあります。

ここでは、走行距離が5万キロを超えても安心して乗れる、特におすすめの5車種について、その理由とともに詳しく解説していきます。

スズキ ハスラー

SUVテイストの外観と高い走行性能を兼ね備えた人気の軽自動車です。

5万キロ超えの中古車でも、定期的なメンテナンスがなされていれば信頼性は高いとされています。室内空間が広く、シートポジションが高いため見晴らしが良好です。燃費も良好で、2WD車で20km/L程度を実現。悪路での走行性能も優れており、アウトドアやレジャーにも適しています。

パワフルな加速と安定した走りが特徴で、高速道路での運転も快適です。

ダイハツ タント

軽自動車の中でも特に室内の広さに定評があり、スライドドアによる乗り降りのしやすさが魅力です。

5万キロ以上走行した中古車でも、エンジンやCVTの信頼性は高く、多くのユーザーが長く使用しています。背の高いボディで視界が良く、運転のしやすさも特徴。燃費は2WDで20km/L前後と経済的です。後席の居住性も良好で、家族での使用に最適な一台といえます。

スズキ スペーシア

広い室内空間と使い勝手の良さが特徴的な軽自動車です。

5万キロ超えの個体でも、定期点検をしっかりと行っていれば問題なく走行可能です。スライドドアを採用し、乗り降りが容易なため、子育て世代に人気があります。燃費性能も優れており、2WDで20km/L程度を実現。荷室も広く、シートアレンジも多彩で、実用性の高さが魅力です。

スズキ アルト

軽自動車の定番モデルとして長年愛されている車種です。

5万キロ以上走っていても、シンプルな機構のため故障が少なく、維持費も安価です。街乗りに最適なサイズと取り回しの良さが特徴で、初心者ドライバーにもおすすめ。燃費は2WDで25km/L程度と非常に経済的といえます。パーツの供給も豊富で、修理やメンテナンスのしやすさも魅力です。

ダイハツ ムーヴ

実用性と経済性を両立した人気の軽自動車です。

5万キロ超えの中古車でも、定期的なメンテナンスがされていれば十分な信頼性があります。乗り心地が良く、静粛性も高いため、長距離ドライブでも快適です。燃費は2WDで25km/L程度を実現。荷室も広く、シートアレンジも多彩で、様々な用途に対応できる実用車として支持されています。

走行距離5万キロ以上の中古車購入後のメンテナンス

5万キロを超える中古車は、購入後のメンテナンスが特に重要です。エンジンオイルやタイミングベルト、ブレーキなど、交換時期が近づいている部品も多いはず。

ここでは、長く安心して乗るために必要な主要メンテナンス項目について、交換時期や費用の目安とともに解説していきます。

エンジンオイルの交換

エンジンオイルは車の血液とも言える重要な消耗品です。

一般的に5,000km走行ごと、または半年に1回の交換が推奨されています。5万キロ超の中古車では、これまでの交換履歴をしっかり確認し、購入直後の交換をおすすめします。交換費用は、純正オイルで5,000円から1万円程度。(当社では軽自動車1台2,200円で交換できます)

ただし、輸入車は価格が2倍以上になることも。オイルフィルターも2回に1回は同時に交換するのが基本で、これを怠るとエンジンに重大な悪影響を及ぼす可能性があります。定期的な交換で、エンジンを良好な状態に保ちましょう。

タイミングベルトの交換

タイミングベルトは、エンジンの心臓部とも言える重要部品です。

一般的に10万キロ走行で交換が必要とされ、5万キロ超の中古車では交換時期が近づいているケースも多いでしょう。交換費用は車種にもよりますが、工賃を含めて5万円から15万円程度。ただ、タイミングベルトはここ10年以内に製造された車ではほとんど使われていません。古い車を購入する際は注意しましょう。

放置すると最悪の場合エンジン破損につながる可能性があり、その修理には数十万円かかることも。予防的な交換で、大きなトラブルを防ぎましょう。

緩衝材の交換

サスペンションやエンジンマウントなどに使われる緩衝材(ブッシュ類)は、5万キロを超えると劣化が目立ち始めます。

異音や振動の原因となるだけでなく、走行安定性にも影響するため、状態をこまめにチェックする必要があります。交換費用は部品により様々ですが、工賃込みで1箇所あたり1万円から3万円程度。複数箇所の交換が必要になることも多いため、修理費用は大きくなりがちです。

ただし、乗り心地や安全性に直結する部分なので、劣化が見られたら早めの交換をおすすめします。

中古車購入に走行距離5万キロの車を選ぶ注意点

5万キロ超の中古車を検討する際は、価格の安さだけで判断するのは禁物です。実際に車に触れ、走行性能を確かめることが重要になります。修理歴や整備状態もしっかりチェックしましょう。

ここでは、5万キロ超の中古車を購入する際の具体的な確認ポイントと注意点について詳しく解説していきます。

中古車選びで失敗しないためのポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

中古車選びで失敗しないためにチェックすべき重要ポイントと注意点

必ず試乗してから購入する

走行距離5万キロを超える中古車は、必ず試乗で状態を確認しましょう。エンジン始動時の音や振動、アイドリング状態でのエンジンの回りの滑らかさをチェック。走行中はミッションの変速ショックや異音、ブレーキの効き具合、ハンドルの遊びなども要注意です。エアコンの冷えや各種スイッチ類の動作確認も忘れずにしてください。

気になる症状があれば、購入を見送るか、修理を販売店に依頼するのがよいでしょう。些細な違和感も、大きなトラブルの予兆かもしれません。

整備歴や修理歴を確認する

走行距離5万キロを超える中古車では、これまでの整備記録が非常に重要です。

定期点検の実施状況、オイル交換などの基本的なメンテナンス履歴、消耗品の交換時期などを必ずチェックしましょう。修理歴がある場合は、その内容と修理後の走行距離、整備工場の信頼性も確認しましょう。事故歴車の場合、修理の質によって今後のトラブルリスクが大きく変わってきます。販売店には細かい部分まで質問し、不明点はその場で解消することが大切です。整備記録がしっかりした車を選べば、長く安心して乗れます。

まとめ

5万キロを超える中古車でも、メンテナンス状態が良好で信頼できる車種を選べば、十分に実用的な買い物となります。ポイントは、人気車種の中から整備記録がしっかりした車を選ぶこと。整備や修理の履歴もチェックしましょう。価格の安さだけでなく、将来的なメンテナンス費用も考慮に入れた選び方が重要です。慎重に選べば、予算を抑えながらも満足度の高い車選びができるはずです。

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